「自己理解」
- 稲富 正治
- 2025年7月22日
- 読了時間: 2分
みなさん、こんにちは。川崎こころのケアセンター稲富です。
センターを開業してもうすぐ3年が経とうとしています。それを機にコラムを書いていこうと思います。不定期にはなると思いますが、よろしくお願いいたします。第1回目は、「自己理解」についてです。
「好きな食べ物は何ですか?」
と聞かれたら皆さんは何と答えますか?
お寿司、焼き肉、ケーキ、特にレアチーズケーキが好き、などと、いくつかの答えを簡単に出すことができますね。
では、
「あなたはどんなタイプの人が好きですか?」
「自分にはどんな仕事が合ってると思いますか?」
「自分自身はどんな性格の人ですか?」
という問いになるとちょっと悩みますし、きっと簡単には答えられないでしょう。
価値観や性格、人生観などといった人の内面の理解は、難しくなります。
そう思うと、私達は自分の事をどの程度まで理解していると言えるのでしょうか。
中でも、カウンセリングなどでテーマになる「ストレス」や「心の疲れ」なども、なかなか正確に自覚できていないように思います。
昔、リハビリの先生から
「体のリハビリをしている時に、痛い時は痛いと言ってください、とお願いしてリハビリをするけれども、心が弱っている時は痛くなくても痛いと言ってしまい、我慢強い人は痛みを我慢し、ギブアップする間際に痛いと言う。これでは正しいリハビリが出来ない。」
と聞いたことがあります。
すぐに痛いと言うと、リハビリにならない。
我慢しすぎると、リハビリどころかもっと痛めてしまう。
だからこそ、正しく痛みを伝えられるための「自己理解」なんですね。
私たち臨床心理士は、現存するかなりの種類の心理検査を実際に受けて、その結果を知っています。自分の性格、人間関係パターン、心の強さ弱さ、そして知的能力の程度など。自分を知っているからこそ、人のことを知ることができるのだと思います。
黙って自分の内面に焦点を当てても、鏡を見なければ自分の姿が分からないように、何かに映し出すことが大事です。それが心理検査であったり、カウンセリングであったりもするのだと思います。
いろいろなものを通して、自分をもっと知りましょう。
自己理解があらゆる問題を解決する第一歩だと思います。




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