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​センター長

​いなどみ まさはる

稲 富 正 治

​公認心理師・臨床心理士
1960 年 佐賀県出身
駒澤大学大学院 人文科学研究科 心理学専攻 修士課程修了
秦野病院(精神科)、国立療養所久里浜病院、東洋大学学生相談室
川崎幸病院などを経て、川崎幸クリニック 心理相談室⾧として勤務
​2022年9月 川崎こころのケアセンターを開業

日本アルコール関連問題学会理事
NPO神奈川県メンタルヘルスサポート協会(MSAK)理事長
NPOカウンセリング教育サポートセンター(CESC/セスク)理事
駒沢大学・筑波大学大学院 非常勤講師
【著書】
・面白いほどよくわかる臨床心理学ストレス社会が引き起こす心の病をケアする手がかり
・図解 臨床心理学 身近にある「心の問題」を心理学で読み解く!

はじめまして。川崎こころのケアセンター代表の稲富正治です。
私は、これまで精神科単科の病院、アルコール依存症治療の専門病院、大学の学生相談、個人開業の心理相談室など、様々な角度から心理臨床の現場に長く携わり、多くのクライエントさんと関わってきました。そのたびに、こころの健康の大切さを痛感してきました。しかし、こころの健康の実践となると、日常生活では意外と難しくなるものです。

こころの健康のケアの基本は「傾聴すること」です。相手の方の話に「心を寄せて聴くこと」です。


人のストレスの大半は、その背景に不安定な人間関係がつきまとっています。私たちの日常生活のいろいろ場面では、”その人に一体何があったのか”、”どんな気持ちでいるのか”、”何を思っているのか”、などに目を向けられることが大事だと分かっているはずなのに、注意や説得・言い聞かせ、時に怒りをぶつけられたりと、「話をする」「話を聴いてもらう」体験が少なくなっているように思われます。ですので、まずは安心できる人間関係を持つことが始まりとなります。
その代表的な作業が「カウンセリング」であり、当センターの中心的な役割ということになります。

「傾聴」の次に来る言葉は「自己理解」です。
皆さんは、自分のことをどれだけ理解できているでしょうか。

自分の性格は?長所は?短所は?”一体何に困っているのだろう“、”自分はどうなると安心できるのだろう“、”自分のできること、できないことは何だろう“、と思った以上に分かっていないことが多いように思います。

1人で考えるとなおさらです。人に自分の話をするだけで見えてきたりすることもあるものです。

 

体験してみませんか?
私たちカウンセラーも自分の話をすることから始めて、現在の自分に至っています。

それでも、カウンセリングには偏見がつきまといます。こころが不健康=病気・異常という考え方です。

ご本人が向き合わなくてはならない課題もあるとは思いますが、その課題を大きくしているのは本人を取り囲む人間であることも否定できません。

「白い目で見られる問題ほど、解決には時間がかかる」ものです。カウンセリングを特別なものと思わず、人と人が支え合えるような地域を作っていくことも大切だと思っています。
みなさんもその1人となり、私たちと一緒に「こころの健康とそのケア」を大事にして行きましょう。

 

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